2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

▼少子化の主因は行き過ぎた個人主義的風潮ではない、という調査結果

長期の景気低迷が少子化に与えた影響〜男性の就業環境からのアプローチ〜2007年2月27日 株式会社 日本総合研究所 調査部 ビジネス戦略研究センター http://www.jri.co.jp/thinktank/research/category/business/2007/jri_070227.pdf 3/12 追記 なお、…

▼自然への畏敬の念は生命尊重のため……老荘食物連鎖崇拝

「自然への畏敬の念」の教育が、政府によってなぜ求められているのか、学習不足で分からなかったのだけれど、一つのとらえ方の紹介があったので記す。 「人間の力を超えたものに対する畏敬の念を育てる道徳の時間の指導の工夫」(東京都教職員研修センター、…

▼インドは日本の二倍くらい美しい、かも

四季があるから日本は美しいという授業 2006年11月14日、NHKクローズアップ現代で放送されていた「“愛国心”って何ですか」は私もたまたま視聴していて、「ああ、イヤでもこういう授業を施したり受けたりしなけりゃならなくなるんだな。それにしても、幼稚な…

▼「野の花会」とは?

リアル「野の花会」が先刻来訪。初接見。 リーフを見る 〒167-0022 東京都杉並区下井草3−37−10 ℡ 03-3394-7724 http://www.nonohanakai.com 所在地も連絡先も明記されているけれど、福祉団体ではなく「福祉施設援助団体」とある。 高校生風のジャージ二…

▼単なる時間への疎外

柳沢伯夫厚生労働相は、15日の参院厚生労働委員会で、工場労働を「労働時間だけが売り物です、というようなところ」などと表現していたが、19日の衆院予算委員会で、議事録からの削除を求める考えを表明した。 これに関連し、共産党の市田忠義書記局長は…

▼期待を察知して先回りすることのストレス

親や教師の期待を察知して先回りする 公園に連れて行けば、ブランコをし、砂場で山を作り、鳩を追いかけ、ボールを投げてみせる。 公園にお友達がいれば、遊ぼうと声をかけて笑ってみせる。 キャンプに連れて行けば、自然を体験してみせる。 「楽しかった」…

▼道教的な自然体験讃歌……自然崇拝派

社会教育 2004−4(通巻694号)掲載分,初期提出原稿 自然学校の持つ教育力と福祉力 〜自然学校の何が子どもたちを育てるのか〜 あそあそ自然学校代表 谷口新一 氏 http://www.asoaso.jp/x/soci-edu.htm 「単なるオトナのパターナリズム」の危険性 ●…

▼りんごの皮やチョウやトンボが子どもに正義感や道徳観をもたらす

体験こそが子どもの心をはぐくむ 生活体験・自然体験が日本の子どもの心をはぐくむ(抄)(平成11年6月9日 生涯学習審議会答申) http://nyc.niye.go.jp/youth/book2003/html/04/04_02_04.htmこの答申も、平成10年「子どもの体験活動等に関するアンケート調…

▼教育と「不当な支配」

http://www.stop-ner.jp/164shushi.pdf 教育基本法改正情報センター「第164国会議事録抜粋」 ○伊吹文部科学大臣:……私たちが今回十六条で「不当な支配に服することなく、」ということをあえて残したのは、教育が国民全体の意思とは言えない一部の不当な勢力…

▼教育基本法と「人格」概念

http://www.stop-ner.jp/164shushi.pdf 教育基本法改正情報センター「第164国会議事録抜粋」 ○小坂文部科学大臣:政府案第一条で言っております人格の完成は、各個人の備えるあらゆる能力を可能な限り、かつ調和的に発展させることを意味するものである、こ…

▼青少年施設と社会性の涵養

http://nyc.niye.go.jp/youth/14tetop.htm 「青少年施設職員の手引−改訂版−」2003年3月、独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター公開されている「手引き」にどのような青少年像が描かれているか。抜粋 第1章 現代の青少年とその課題 1. 青少年…

▼情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会報告書

昨日の記事末尾で紹介した、標記「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会報告書」は、「子どもの体験活動等に関するアンケート調査の実施結果」という文言で検索してたどり着いた報告書の一つである。 非常に抑制的・学術的なトーンで、またそれゆ…

▼奉仕活動と体験活動とをなぜ推進させたいのか──体験が「良き市民」をつくり、「良き市民」の奉仕活動が「新しい公共」を支える

とにかく、「希望の国、日本」など読むと、支配層は青少年のモラルについてやたら要求と危機意識を持っている。 5.教育を再生し、社会の絆を固くする …… 現代の教育において最も欠けているのは、克己心、公徳心の涵養という視点である。自己中心的な考えが…

▼貧困に付け込んだ貧民支配の手法

堤未果『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか』海鳴社、2006年4月 ようやく着手。アメリカに希望があるかどうかということよりも、貧者の貧困に付け込んだ貧民支配が印象に強く残った。 まず、貧困の生産・再生産と差別と…

▼自己愛性人格と社会

町沢静夫氏『自己愛性人格障害』駿河台出版社 2005年11月 精神病の大衆向け書物は、紹介されている症例が興味深い。 雇用が不安定化し、あてにしていた年金が不安定になり、殖財は詐欺にあい、ただ「真面目に暮らしてきた」「人に迷惑をかけないよう気をつけ…

▼資料:国民精神総動員

あとで読んだり、関連して調べたりするために。http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/kensaku/nenpyo.html大原デジタルライブラリー 大原クロニカ 『社会・労働運動大年表』データベース で検索したものの抜粋 精神・思想 1892.9.- 伊藤為吉ら,職工社会改良・…

▼資料:隣組

あとで読んだり、関連して調べたりするために。http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/kensaku/nenpyo.html大原デジタルライブラリー 大原クロニカ 『社会・労働運動大年表』データベース で検索 6件あります 1942.8.14 閣議,部落会・町内会・隣組を翼賛会指導…

▼資料:人口政策

あとで読んだり、関連して調べたりするために。http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/kensaku/nenpyo.html大原デジタルライブラリー 大原クロニカ 『社会・労働運動大年表』データベース で検索 4件あります 1941.1.22 1家庭子供5人目標の人口政策確立要綱閣…

▼資料:大日本婦人会

あとで読んだり、関連して調べたりするために。 大日本婦人会 http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/khronika/1941-44/1942_02.html 太平洋戦争下で全国的組織をもった唯一の婦人団体.軍部系統の大日本国防婦人会,内務省系統の愛国婦人会,文部省系統の大日…

▼資料:大日本青年団など

いずれも抜粋。 あとで読んだり、関連して調べたりするために。http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/kensaku/nenpyo.html 大原デジタルライブラリー 大原クロニカ 『社会・労働運動大年表』データベース で検索 青年団・青年同盟・学徒 1916.1.1 青年団中央報…

▼「肥満を恐れるな」資料:狭山ヶ丘高等学校、学校通信「藤棚」その5

再掲: 別のことを調べていたのですが、狭山ヶ丘高等学校の、学校通信「藤棚」をたまたま目にする機会がありました。 読めば読むほど、あまりにすばらしいので、一部引用して広報します。それぞれ全文は長いので、修辞や自分にはかけそうにないところ、気に…

▼「北朝鮮の危険な傾向について」資料:狭山ヶ丘高等学校、学校通信「藤棚」その4

再掲: 別のことを調べていたのですが、狭山ヶ丘高等学校の、学校通信「藤棚」をたまたま目にする機会がありました。 読めば読むほど、あまりにすばらしいので、一部引用して広報します。それぞれ全文は長いので、修辞や自分にはかけそうにないところ、気に…

▼「恐るべき少子化に備えよ」資料:狭山ヶ丘高等学校、学校通信「藤棚」その3

再掲: 別のことを調べていたのですが、狭山ヶ丘高等学校の、学校通信「藤棚」をたまたま目にする機会がありました。 読めば読むほど、あまりにすばらしいので、一部引用して広報します。それぞれ全文は長いので、修辞や自分にはかけそうにないところ、気に…

▼「虐め自殺事件に思う」資料:狭山ヶ丘高等学校、学校通信「藤棚」その2

再掲: 別のことを調べていたのですが、狭山ヶ丘高等学校の、学校通信「藤棚」をたまたま目にする機会がありました。 読めば読むほど、あまりにすばらしいので、一部引用して広報します。それぞれ全文は長いので、修辞や自分にはかけそうにないところ、気に…

▼「廉恥を重んじよ」資料:狭山ヶ丘高等学校、学校通信「藤棚」その1

別のことを調べていたのですが、狭山ヶ丘高等学校の、学校通信「藤棚」をたまたま目にする機会がありました。 読めば読むほど、あまりにすばらしいので、一部引用して広報します。それぞれ全文は長いので、修辞や自分にはかけそうにないところ、気に入ったと…

▼「希望の国、日本」の実現に向けて by 御手洗

「希望の国、日本」の実現に向けて 〜内外情勢調査会における御手洗会長講演〜 2007年1月25日(木) ビジョンでは、論点をあえて単純化し、やや刺激的と思われるかもしれませんが、一つの問いかけをしております。成長を何よりも重視するか、あるいは、弊害…

▼資料 「希望の国」の姿 by 御手洗経団連会長

「希望の国、日本」の実現に向けて 〜毎日21世紀フォーラムにおける御手洗会長講演〜 2007/02/01 http://www.keidanren.or.jp/japanese/speech/20070201.html 「精神面を含め、より豊かな生活」、 「開かれた機会、公正な競争に支えられた社会」、 「世界か…

▼それが女性の人生としては健全、というのは失言ではないらしい。

クリーンヒットを狙った一発 柳沢厚生労働大臣、2月6日の記者会見で。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070206-00000132-mai-polYahoo!ニュース - 毎日新聞 - <柳沢厚労相>子ども2人以上「健全」発言、波紋に拍車 他方、当人の若い人たちは結婚をし…

▼ささくれ立つモラル/市場原理の徹底による一億総「お客様」化

こうして見てくると、労働力や財、サービスが商品であること、人格が商品であること、生活が消費であること、人生が消費であることがむき出しになればなるほど、無視されることが常の「ルール」が表に出て「モラル」は後景に退き、ルールの実態は「力」=貨…

▼紹介:格差社会についての二宮氏所論の「ぴったり」(将棋用語)

『日本の科学者』(編集・発行 日本科学者会議)が昨年まではしばらく店売されていなかったなんて、少し驚きであった。2007年2月号は「「【特集】競争社会」を考える」である。(以下、敬称略) 全体に刺激的。新しい雑誌の内容を詳しく紹介するのはあまり宜…