2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

▼スポーツと思想、人格

体育社会学・もしくは社会体育 高校生も青年である。スポーツは青年の権利である。青年だけではないみんなの権利である。 しかし、スポーツを楽しむには、 カネ 時間 仲間 技術・技能 のいずれもが必要である。青年に仲間がいたとしても、他のいずれか・いず…

アンケートの意味?

http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060323 の人がアンケートをとっておられる。 「人間性―家系―遺伝子のどれが一番大切だと思いますか」 だという。あの、教育改革推進国民会議の座長の人のような考えの人の数をあぶりだしたいのか、天皇制とか皇室典…

全国初 県議会で「補導条例案」が可決

こうした補導条例の成立は、全国で初めてです。補導条例案は、少年の「不良行為」をリストアップし、警察官や民間補導員による補導の基準や根拠を明確にしようと、奈良県警が全国に先がけて、制定を目指したものです。一方で、「家出」や「無断外泊」といっ…

怖かったイチロー。WBCとスポーツと報道

スポーツをするのは好きだが得意ではない。 スポーツを観るのも嫌いではないが、野球もサッカーも興味はあまりない。 でもイチローはかっこいいし、クールとは彼のことかと思う。でもWBCのイチローは怖かった。 今度のWBCの勝ち負けのルールは途中から観た者…

ファスト風土を貪り食う

三浦展氏の「検証・地方がヘンだ!―地方がファスト風土化し、液状化している! 洋泉社MOOK―シリーズStartLine」を購入。読みたいものは基本的に購入して風呂と便所で読んでいます。 これまで、こうしたテーマのことにあまり興味は無かった。たしかに、どこにい…

▼若者の社会的自立と家族

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/watching/wt0511b.pdf 北村 安樹子「若者の社会的自立と家族」第一生命経済研究所 研究開発室 LIFE DESIGN REPORT 2005年11月 は、増加する無職青年の就労意識や親との同居についての考察。当然ながら無職青年が…

▼「松野迅の風と旋律に誘われて」

10 歴史に座った識見(京都民報2006年3月12日) に引用されたタゴールの言葉 「道徳的盲目を愛国主義の儀式として、熱心に培養する国家は、突然の横死をもって存在を終わるであろう」。 松野氏によると、タゴールはこの語を第一次世界大戦直後に、日本に対し…

文献言及目次

言及したことのある文献や資料の名称、アクセス ●人格と発達 http://d.hatena.ne.jp/ost_heckom/20060506/p1 窪島務『現代学校と人格発達──教育の危機か、教育学の危機か』地歴社、1996年 ●唯物論の新人類獲得 http://d.hatena.ne.jp/ost_heckom/20060203/p2…

人格の断片化と全面発達

わがNINEは言う。 http://srysrysry.blogzine.jp/meniutsuru/2006/03/keep_tryinpv_pa_c7ca.html 1:他者の人格をパーツの組み合わせと入れ替えで理解し、自己もそのように表現する 2:そこに付加価値をつける競争を起こしながら、他者のみならず自己も巻…

二人の進午

巨大なマルクス主義哲学者、芝田進午氏は2001年3月14日に亡くなられた。 その最終講義録 http://www.seisen.ac.jp/jouhou/staff/closed/shibata/saishukogi.html そして岩田進午氏が2006年3月13日に亡くなられた。 氏は《「土」を科学する(NHK市民大学)》…

▼「消費社会」の浸透と青年

NINE『戦後日本とは何か? 「若者たちと消費社会──高度経済成長以降の「個人」と「公共」』 http://srysrysry.blogzine.jp/meniutsuru/cat1007519/index.html はじめに ようやく、この文章に言及するための予備知識の仕入れが終わりました。こうしてこれから…

ピエール・ブルデュー読んでみました

ブルデュー『市場独裁主義批判』藤原書店 2000年 この本は1995年から98年までの間に発表された短評やインタビューを撰じたものである。 政治・思潮的には新自由主義の虚構性を暴きながら、それが経済の名の下に社会と福祉と生活とを破壊してきたことを批判し…

岩国住民投票勝利と新聞

おめでとう御座います。以下、岩国記事は後日追加。 しかし、新聞はどうでしょうか。NHKにも腹たちますが、新聞は怖いです。 若い市民のためのパンセ(2006年新春号)政府「御用新聞」の岩国住民投票報道 梅田正己(高文研代表) http://www.koubunken.c…

逝いて還らぬイラクの子 本官の手は血まみれだ!

逝いて還らぬイラクの子 本官の手は血まみれだ! 君を縊つたその綱の 端を私も持つていた しかも「自衛」と「支援」の名において!参考:高知県教組 逝いて還らぬ教え兒よ 私の手は血まみれだ! 君を縊つたその綱の 端を私も持つていた しかも人の子の師の名…

個人主義・刹那主義・直感主義>>個性?

土井隆義『「個性」を煽られる子どもたち―親密圏の変容を考える』岩波ブックレット№633 2004年9月 は、ブックレットであるからあれこれのテーゼの裏づけがどうなっているかは読者が調査しなければならない。私には書いてあることを全てそのまま鵜呑みにして…

イラク・自衛隊・NHK

1年半で3人が自殺 イラク派遣の陸自隊員 共同通信3月9日によれば、 1年半で3人が自殺 イラク派遣の陸自隊員 イラク復興支援特別措置法に基づく人道復興支援のため、同国南部のサマワに派遣され帰国した陸上自衛隊員に、2004年初めから05年夏までの…

正社員も内職せねば

http://www.jil.go.jp/press/documents/20060308.pdf 労働政策研究・研修機構 「多様な働き方の人々をめぐる課題の解決に向けて (働く人々の意識を中心として)―「日本人の働き方総合調査」結果より―」 2006/03/08 Ⅰ.調査結果のポイント (正社員調査から…

声を控える必要は無い

暉峻淑子『格差社会をこえて』岩波ブックレット№650 2005年4月 「ムック」とか「ブックレット」とかはそれぞれ「マガジン」と「ブック」、「ブック」と「パンフレット(リーフレット)」との合成造語だと思われる。岩波ブックレットは「ブックレット」である…

荒れる学校における教師

細井敏彦『校門の時計だけが知っている──私の「校門圧死事件」』草思社、1993年 当事者教師だけが「犯罪者」扱い 本書と本書の事件はさまざまな「問題」を含んでいるので、或るひとつのことを取上げ別のことを取り上げないのは、「片手落ち」であるかもしれ…

これから勉強しようと思うもの

三宅晶子『「心のノート」を考える』岩波ブックレット№595 2003年5月 石田一宏+村山士郎『衰退する子どもの人間力』大月書店 2000年4月 NINE『戦後日本とは何か? 「若者たちと消費社会…高度経済成長以降の「個人」と「公共」』http://srysrysry.blogzine.j…

ディスタンクシオン

ディスタンクシオンって言葉も要研究ですね。 ディスタンクシオンはフランスのブルデューって人が発明したか使用したかで著名な概念なんですが、下のところで勉強している人が居ます。 http://www.mirai-city.org/

逸脱少年も被害児童も「補導」されるべき「不良」

不登校も非行として補導 奈良県議会平成18年度議案(知事提出)のうち、議第45号「 奈良県少年補導に関する条例」はとんでもない条例案である。 補導対象を明確化-県少年補導条例案 県警は20日、少年非行や少年が犯罪に巻き込まれる被害を未然に防止する街…

疎外論の再検討の必要

階級社会において、抽象的な人間性が「宗教」に吸い取られてしまっているように、人間の公共性・人間らしさは「公」に疎外されている。(宗教関係者の方々、信者の方々を非難するわけではなく、マルクス主義における公式のような言説です。)青年をはじめと…