アンケートの意味?

http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060323
の人がアンケートをとっておられる。
人間性―家系―遺伝子のどれが一番大切だと思いますか」
だという。あの、教育改革推進国民会議の座長の人のような考えの人の数をあぶりだしたいのか、天皇制とか皇室典範のネタにしたいのか。
投稿にもあったが、遺伝子に原因を持つ疾病や、所謂「胎児診断」に基づく出産・不出産の決断など遺伝子情報は重大かつ判断が難しい問題を伴っている。ダウン症の子を持つ親が、こんなアンケートを見てどう思うだろうか。「こんなアンケートにいったいどういう意味があるのか!」と思わないだろうか。

アンケートが直接に差別意識を助長したり固定したりするかどうか、私にはわからない。でも「差別ネタ」に気づかせる役割は果たしてしまうのではなかろうか。
そもそもこのアンケートでは、どれか一つを取れば、他の二つが排他的に一番ではないということになる。それもおかしな話だ。

設問は「性格と経済生活と健康のどれが一番大切だと思いますか」というようにも読み替えることができる。また、ある人には「バカでも良い人・?・遺伝的天才だが犯罪者のどれを選びますか」とも読めるだろう。

記事締めくくり方がわからなくなった。
端的に言えば、こんなアンケートはやめたらどうかということだ。あまり回答者もないかも。

06/03/31 追記

いちいち、こうしたことに噛み付かなくてもよいではないか、という意見を頂いたりしたが、私としては「噛み付く」という気持ちではなく、当該ブログのあまり熱心ではないけれども好意的な読者として、うっすらイエローな疑問カードというところです。