逝いて還らぬイラクの子 本官の手は血まみれだ!

     逝いて還らぬイラクの子
     本官の手は血まみれだ!
     君を縊つたその綱の
     端を私も持つていた
     しかも「自衛」と「支援」の名において!

参考:高知県教組


     逝いて還らぬ教え兒よ
     私の手は血まみれだ!
     君を縊つたその綱の
     端を私も持つていた
     しかも人の子の師の名において
     嗚呼!
     「お互いにだまされていた」の言訳が
     なんでできよう
     慚愧 悔恨 懺悔を重ねても
     それがなんの償いになろう
     逝つた君はもう還らない
     今ぞ私は汚濁の手をすすぎ
     涙をはらつて君の墓標に誓う
     「繰り返さぬぞ絶対に!」

ともかくも、人類の偉大な文明の発祥の地のひとつであるメソポタミアの地に愚劣なウラン弾を落とす手助けを日本人が行ったのである。

イラク経験者で自殺5人=陸・空自派遣2年間−防衛庁

時事通信) - 3月11日による

 イラク復興支援特別措置法に基づく人道復興支援のため、イラククウェートに派遣された経験のある陸上、航空自衛隊員のうち、計5人が自殺していたことが11日、分かった。防衛庁は「自殺の原因を特定することは困難で、イラク派遣が原因になっているかどうか分からない」としている。
 政府関係者によると、2004年1月から今月10日までの約2年余で、陸自で4人、空自で1人の自殺者が出た。これまでに派遣された隊員は陸自が延べ5000人、空自が延べ1600人に上る。 

この自殺率が高いのか低いのか
http://www12.ocn.ne.jp/~tdfpo1/jgsdf.html
によれば、

 自衛隊の使命は、我が国の平和と独立を守ることです。
 自衛隊違憲であっても、ソ連という仮想敵国が存在したときは、隊員にとっても何のために訓練しているのかという理由や目的を持つことができた。
それが、ソ連の崩壊で、何のための訓練かわからなくなった。
 そして、自衛隊組織の再編成や自衛隊の本来の目的でない国連のPKOへの参加は自衛隊員の心理をゆさぶり、不況による大卒隊員の増加で軍隊としての体力・気力が低下しているという。
 驚くことに、年間50人以上も自衛官が自殺しているらしい。自殺するほど悩むような人達に武器を持たせるなんて、危なくて仕方ない。 アメリカのように戦争ばかりしていると、悩むこともないんだろうけど。
 戦争をしない自衛隊なので、世界で最も安全な軍隊で、自衛官は国立軍事博物館の職員のようなものかもしれません。

自殺率の詮索とかはやめておこうか。
ちなみに、http://www.t-kojima.com/jm4-2.htm によれば自衛官は約24万人である。

追記 06/03/22

しかし、私がこれ以上に、自衛隊劣化ウラン弾による被爆を、日本政府や防衛庁が隠蔽しているのではないか、と懸念しています。

http://chainlife.blog20.fc2.com/blog-entry-218.html
同感です。

追記 06/04/26

マタ読みにて、劣化ウラン弾による健康被害は、放射線放射能やとかいうものではなく、重金属としてのウラン粉塵の吸引等による摂取や接触やとかいうことの方が問題なのだとか。
劣化ウラン弾による被曝が問題だとしても、劣化ウラン弾使用の非人道性には変わりないのでは?
戦争とはそういうものだという論は、私の圏外でお願いします。念のため。

追記 06/04/27

あちこち読んでいるうちに、よくわからなくなってきた。
劣化ウランというものは何がどのように危険なのか。危険性が立証されない間は安全なのか(そんなことは誰も言っていないだろうが)。
劣化ウラン弾非難=左翼デマというレッテルも流通しているようだ。
もう少し調査が必要。