イラク・自衛隊・ＮＨＫ
１年半で３人が自殺 イラク派遣の陸自隊員
共同通信3月9日によれば、
である。
この間はイラクに行きたくないと万引きして故意につかまった隊員もいた。
イラクでは無辜の市民や子どもたちが多数殺害されている。反応的にうつ状態になっても不思議ではない。
http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/gakepputi.htm
に紹介されているブックレット『憲法改悪 この先は崖っぷち！』の西谷氏の報告を読んでいるだけで気持ちが悪くなってくる。（ネット上には文章はありません）
http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/
「憲法９条・メッセージ・プロジェクト」で入手してください。
米英の占領補助・共同占領者としての自衛隊ニッポン
Yahoo! で上の自殺のニュースを閲覧したのだが、関連ページとしてNHKのそれが紹介されていた。
週間こどもニュース(NHK2004年1月31日)より。
http://www.nhk.or.jp/kdns/_hatena/04/0131.html
日本から、海上自衛隊はイラクの隣のクウェートに行きます。陸上自衛隊がイラクで活動するための物資（道具や材料、食料、設備などのこと）を運びます。
航空自衛隊は、クウェートの空港から、イラク国内の空港に、イラクの人たちに必要なものを運びます。イラクで活動しているアメリカ軍やイギリス軍の物資も運びます。
…… まず航空自衛隊は、C130輸送機という飛行機で物資を運びますが、この輸送機の色を塗（ぬ）り変えました。日本国内では深緑色に塗っていますが、これを鮮やかな青色にしたのです。
これは全く米英の占領政策の手助けだし、さらにそこに駐留するのだから占領軍の一部でなくて何なのか。
批判精神はないのか？ ないな。こどもニュース
それとも事前に安部にでも観てもらうなどの検閲が入っているのか。
こどもニュースWeb版は次のように締めくくられている。
自衛隊が行く以上、十分な安全対策をとることは当然だ、という考え方があります。その一方で、これだけの安全対策をとるということは、逆に言えば、それだけ危険のある場所で活動する、ということになるので、自衛隊を、そんなに危険な場所に送ってもいいのか、という反対の声もあるのです。
自衛隊がアメリカ支援目的で海外に行くことについてのコメントは何もない。「いったん決まってしまったもの」には異議を唱えないということか。
付記：
http://www.nhk.or.jp/kdns/_hatena/04/0124.html
「名誉」のために付言。その前の週には「自衛隊がイラクに行くことについて」という題で放送されている内容を見ると、ちょっとだけ憲法違反ではないかという「疑念」が投げ出されている。
しかし、自衛隊が海外に行くときがやってきました。1992年のことです。場所はカンボジア。……国連の人たちに協力して、カンボジア国内の道路を直したりする仕事をしました。このときには、「PKO協力法」という法律をつくって、国連が行う平和のための活動（PKO）には、自衛隊が海外で協力できるようになりました。
こうしたPKOへの協力はその後、世界のあちこちで行われるようになりました。いまでも東南アジアの東ティモールと中東のゴラン高原で行われています。
その後、自衛隊は、PKOではない目的のために海外へ行くことになりました。
自衛隊は、「テロと戦うアメリカ軍などを支援する」ための法律「テロ対策支援法」をつくって、自衛隊の船をインド洋に送りました。アフガニスタンから遠く離れたインド洋で、アメリカ軍などの船に燃料を補給する活動をしています。このときには、「自衛隊が活動するのは戦争が行われている場所から遠く離れたところなので自衛隊が戦争をすることはなく、憲法に違反することはない」と説明されました。
そして今回、自衛隊は、イラクに行くことになりました。イラクでは、……〔民生〕活動をします。そのための法律「イラク支援法」ができました。
でも、イラク……に自衛隊が行けば、攻撃を受ける恐れがあり、攻撃から自分の身を守ろうとすると、戦いに巻き込まれるのではないか、という心配があります。
そうなると、武力行使をしない、という憲法９条に違反するのではないか、と考え、自衛隊がイラクに行くことに反対する人たちがいるのです。
それでも、アメリカによるイラク攻撃とその後の占領については言及しない。イラクにアメリカ支援にいくなんて、丸腰でも憲法どころか人道に違反しているという意見があることを報道するは「こどもニュース」では難しいんだろうか。自民党内部の力関係だけを考慮して放送しているんだろう。
