▼前払金・倒産・救済

前金を払ったのに、それを持ち逃げされたとか、その会社が倒産したとか、いうことはどのくらいの頻度で発生しているか知らないが、専門学校の受講料や住宅建築の前払金を払う側というのは、顧客・消費者であって、取引業者ではないのだから、「破産更正債権」とか「引当金」とか家計簿に記入して平静にしている、というわけにはいかない。
取引業者(企業)は取引先の信用をあらかじめよく調べるし、引当金も計上するのだが、一般消費者にはそのような「習慣」はなくて、「(合意した)オカネを出す=>商品を受け取る」という行為を、たいてい売主側主導で行うのではなかろうか。だから、ふつう消費者は弱者であって、会社が倒産したりしたときには、その労働者の次に手厚く救済されるべきだと思う。


その倒産した会社Aを別の会社Bがなんとかして、事業を引き継ぐ。よう知らんけど。そして、前払金2000万円を倒産した会社に払った施主に対して、「あと、500万円払ったら家を建ててあげる」と引き継いだ会社Bが申し出たとするとき、この会社Bは施主を「救済」している、と言えるか、言えないか。
言えるのかも知れない。
でも施主は消費者なのだし、被害者なのだし、1000万円出した見返りは何ももらっていないのだから、「もう家はいらんから、1000万円返して欲しい」と思う可能性は大きいと思う。会社Bに救済者面されて嬉しいか、悲しいか、腹立たしいか、それは人それぞれじゃあないのかい? 


僕は嬉しくないね。


それと、とってつけたようですが、次の記事。「ソフィア外語学院学院長ブログ」より。


うちにも「はてな」さんを通じて削除要請が来ました。お気に召さないらしい部分を、僕は削除しました。削除しても良いと思ったので。これにより「自分未来」さんの印象はかなり良くなったと思います。
どの記事かは興味のある方は探してみてください。