▼辞めないあなたが雇用不安を増し、格差社会の原因
ルールなき雇用制度が格差をなくす
夜明け前の独り言 水口洋介: 読書日記「脱格差社会と雇用法制」福井秀夫・大竹文雄編著
http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2006/12/post_5403.html
「これはひどい」というタグを用いたくなるね。
中身は表題の通り。
雇用不安を解決するために,解雇規制を厳しくするという労働組合の要求や(解雇無効訴訟などにおける)裁判官の判断が,格差社会を発生させる原因となっている。
そのことを統計的に確認したという。
「格差社会」を解決する立場であれば、ここから導出される結論は、「労働ビッグバン」、ルールなき雇用制度の導入である。
後ろに山ほどのものを隠しておきながら、ちょっぴりのアメを隠した両手をグーで突き出して「右か左かどっち取る?」と子どもをだますような、こういう論法がまかり通る(まかり通す)のには、本当に「資本主義の腐朽性」の顕現と言いたい(もっとキツイ言葉がふさわしいが思いつかぬ)。
「右か左かどっちか」しかないのなら、「オマエの右手と左手の間のブヨブヨしたその胴体に大きな穴をぶち開けて、オマエの後ろに隠してあるお宝を盗ったるワイ!」と言っておこう。