▼少子化に悩む敵性国でタダ働き研修する中国の人

日本はこれからどんどん、どの国の人でも働き手が必要になる(同友会予想)

2006年6月に発表された経済同友会の「人口減少社会にどう対応するか」という提言
http://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2006/060630a.html
では、外国人労働者の活用ということが肯定的に謳われていた。

(農業)経営についても法人化(株式会社化)や大規模化などによって、効率化・安定化を図っていく必要がある。高齢化が進む働き手の問題については、林業も含め、外国人の活用も検討していくことが考えられる。

これについて私は、

外国人労働者を多数流入させてなおかつ「親日感」を持ってもらい信頼と尊敬を集めるには外交のみならず、内政においても外国人労働者を排斥したり差別したりしないような施策が必要であろう。アジア諸国の信頼と尊敬を集めるにはアジア諸国をバカにしない態度が何よりも大切ではなかろうか。

地方は中心都市と山中・海浜の工業地帯と農村との三極構造となり、工業地帯と農業地帯にはそれぞれに外国人労働者が居住することになるのではないか。

などと述べた。
http://d.hatena.ne.jp/ost_heckom/20060707/p1


少子化克服するより外国人を研修させるほうが安上がり

そして、昨日の記事はこう。

時給300円、使い捨て 外国人実習生 2006年08月17日 asahi com

http://www.asahi.com/life/update/0817/004.html
抜粋

 時給300円の期限付き働き手――。外国人研修・実習生を受け入れる雇用主側のなかには、研修生らを安価で使い捨ての「労働者」とみる傾向がある。激化する国際競争、少子高齢化による労働力の減少。研修・実習生が、日本を「下支え」する実態が色濃くなるなかで多発しているトラブル。

 8月になっても中国人実習生の労基署駆け込みが続く茨城県南部では、「正規の割増賃金は800円を超え、高くて払えない」として、実習生の残業を取りやめる農家が相次いでいる。

 そうしたなか、関係者によると、今度は逆に実習生自身が、「350円でもいいので、以前のように残業させてほしい」と訴え始めたという。実態として出稼ぎ目的で来日している実習生らにとって、残業カットによる収入減が耐えられないためだ。

 別の農家男性は「残業カットで、シビれているのは実習生。貨幣価値に差があるので低賃金でも彼ら自身が残業をしたがるし、農家も実習生らも、互いにそれでいいはず。ルール通りにやっていたら、制度のメリットなんてない」。

 いずれも、少子高齢化による日本人の労働力の減少やグローバリゼーションを受け、研修生や実習生が事実上、労働力になっている「実態」〔がある。〕

外国人実習生、低賃金で酷使 雇用側の不正増加 2006年08月17日
http://www.asahi.com/life/update/0817/003.html
も同じ内容についての記事。


そのうち、外国籍の者とか、特例雇用契約などを結ぶとか、業種や労働者の能力や許可状況によっては低賃金もOKということになるのでしょう。それでも働きにくるのですね。
そうなると、日本国籍の労働者の賃金もお安くなるのですね。
お安い労働者が住まう地域や住居は今のところ農家か寮ということのようです。農家は家も広いし。そのうちのっとられてしまうのです。それでも農家は外国人を歓迎してしまうのですね。外国人しか来てくれねのかもしれないねぇ。