▼日本、そして資本主義社会の未来を映す鏡としてのアメリカ

みなさんはもう堤未果さんの「貧困大国アメリカ」三部作をお読みになりましたか?





まだでしたら是非お読みください。そこにはアメリカの現在と日本や「先進」資本主義諸国の現在と未来とが描かれているからです。そしてその現在や未来について圧倒的多数の人たちが気づいていないようです。
今や資本の中心は「利子生み資本」としての運動にしか興味がないようです。つまり、商品を「作って」「売る」ことによって「利益」を得るというプロセスではなく、「投資」して「利子」や「差益」を得るというプロセスの「効率」にしか関心がないのです。これは大株主や金貸しの意識です。大勢の投資家がどんぐりの背比べをしているような投機市場なら、バクチのように勝ったり負けたりの「自己責任」の現象があるかもしれませんが、この意識(自己責任の思想)だけは残しながら、絶対に負けないバクチ、賭場の客を借金漬けにして追い込む仕組みを国を挙げてアメリカは作ってきたし、他国もそれに習おうとしているように思います。


いろいろ言いたいことはあるのですが、最近疲れていますのでこのへんで。