▼国家に対する隠し事
【北京18日時事】北京五輪で連覇が期待されていた陸上男子110メートル障害の劉翔(中国)が18日、けがのため棄権したことについて、新華社は「劉翔は人であって神ではない」とし、「やむを得ない唯一の正しい選択」に理解と支持を訴える論評を配信した。
その一方で、「中国陸上チームがもっと早くけがの情報を明かしていれば、劉翔への圧力を減らすことができたはずだ」と批判した。
http://beijing.yahoo.co.jp/news/detail/20080819-00000014-jij-spo#0
ネットサイトには劉翔を擁護する声とともに、「中国人のメンツをつぶした」「敵に投降した」「逃亡兵だ」などとするあからさまな非難も書き込まれた。(了)
棄権の英雄・劉翔に容赦なし、ネット上には「この脱走兵め」
8月18日19時19分配信 読売新聞
【北京=杉山祐之】中国のインターネットは18日、北京五輪陸上百十メートル障害で棄権した劉翔選手を罵倒(ばとう)する声であふれかえった。
「お前はもう終わりだ」との容赦ない宣告も続く。「中国がんばれ!」が鳴り響く北京五輪のシンボルだった劉翔選手はもういない。もちろん、偉大な成績を残してきた劉翔選手をかばう人も多いが、すぐに英雄たたきが出てくる。
最終更新:8月18日20時10分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000035-yom-int
読売新聞
ネット上の反応を全国民的なそれと解したり、国民性の直接の顕現と受け止めるのは一面的・表層的だからやめたほうがよいとは思う。
劉翔選手にとっての問題は、「国家」競技場で「国家」にたいする隠し事をしてきたことが暴露されたことではあるまいか。