▼カネを払ってボランティアすれば「美しい」

タウンミーティングなど、もともと政府の宣伝のためのイベントであって、話し合うような場であるはずがないと思っているので、そこで「やらせ」があっても「不思議」なことではない。そもそもそんなイベントがあったことすら長らく知らなかったわい。それでも、公費を用いて、公務員を使って、決まってもいない法案について自らの賛同意見をのみ組織するというのは、公正でないし、卑怯である。

不公正で卑怯でも、「美しく」することができるらしい。新たな懲罰的教育の手法「社会奉仕(ボランティア)」である。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061214k0000m010093000c.html

安倍首相:給与3カ月間返納 タウンミーティングの責任で

 安倍晋三首相は13日夜、首相官邸で記者団に対し、政府主催のタウンミーティング問題の責任を取るとして、首相としての給与を3カ月間、国庫に返納すると表明した。また塩崎恭久官房長官は、問題があった当時の担当閣僚に加え、現職閣僚も処分対象になるとの考えを示した。

 首相は、同日公表された内閣府タウンミーティング調査委員会の最終報告を受け、「けじめをつけなければならない。私自身も当時の官房長官として、首相として俸給を返納したい」と述べた。すでに財政再建の意欲を示すため、月額104万円の給与のうち70万円を自主返納をしており、、新たに月約34万円(3カ月で約101万円)を返納。この間、議員歳費のみ月額130万円を受け取ることになる。


なーんだ、毎月100万円以上も貰うんだ。家のローンがあるじゃなし(仮にあったとしても、かぁちゃんパートに出てるわけでもあるまい)、首相俸給を返納したからって、痛くも痒くもないじゃん。
結局、安倍らは、選挙費用よりもうんと安いポケットマネーを出して、ボランティアポーズを取ることで、「けじめ」とし、腐法教育基本法改定案をごり押ししたというわけだ。
自ら排出した汚物に唾を吐きかけたようなものか。