▼社会的排除と差別目的の非国民ポスター

<ポスター>「米の作りすぎは、もったいない!」に農家反発

2月25日20時22分配信 毎日新聞

<ポスター>「米の作りすぎは、もったいない!」に農家反発

 東北農政局が作った「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」というポスターに対し、地元の農家が「一生懸命米作りをしている農家の誇りを逆なでしている」と激しく反発。東北6県の農家約6000戸でつくる東北農業農民団体連絡協議会が25日、同局に文書で抗議するとともにポスターの回収を求めた。

 同局は「米価下落で生産調整が緊急の課題。決意の表れとしてインパクトのある言葉を選んだ。誇りを傷つける意図はない」とし、ポスター撤去などの予定はないという。【青木純】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080225-00000109-mai-soci

米は本当に余っているのか。生産者米価が生産費割れを起こしているのはひとえに農家が悪いのか。
これについて論争できる能力は残念ながら私にはない。



それにしてもひどいのは「やり方」。
こうしたポスターを貼り出す・貼り出させるということは、当然人目につき、人目につかせるということである。
まあ、非国民ポスターと言って良いだろう。「余っている」米を作るのは迷惑だ、資源の無駄遣いだと。米作農家も見れば、米作農家でない人たちも米作農家について、否定的な関心を持つであろう。
こうして行政の気に入らない人たちを「ムダ」呼ばわりすることで米作農家の意欲を削ぎ、そのことによって米の生産量を調整しようという、こうしたやり方は、差別と社会的排除とを醸成を利用したきわめて卑劣なものだといわねばならない。