▼浅野氏とはどんなお方なのか、福祉の方なのか?

浅野という人が話題になっている。

日本共産党宮城県会議員団
http://www.ki.rim.or.jp/~jcpmk/index.htm
を見ると、浅野氏についての情報として、横田有史県議の一般質問=2005年9月21日が紹介されている。
http://www.ki.rim.or.jp/~jcpmk/yoko050921.htm
もしくは県議会議事録。うまく表示できるかな?

対する知事の答弁はこれ


以下、私の国語力にはあまり期待せず、モト資料に当たってください。

共産党の指摘は、概ね次の通り。

 浅野氏は12年間で県の借金7千億円を1兆4千億円に倍化させた。これは国策に諾々と無批判に従い、無駄な公共事業を累々と行ってきた結果である。このことによる後年度への負担は借金のみならず、諸事業の多額の運営費用や産廃処理の積み残し、高い公共料金などがある。
 また、福祉分野でも医療分野でも教育分野でもさまざまな指標は東北最下位、全国でも40位程度に位置し、しかも後退させた。前県政ではなかった国民保険証の取り上げは特筆すべき悪行である。
 農業・漁業、地場産業への支援が不十分で県はマイナス成長を続けている。廃業・倒産も失業もひどい。これでは県民の立場に立った12年とは到底言い難い。結局、弱きを挫き、強きが生き残る新自由主義的な県政であったと言える。
(以上前半部分)

浅野氏の答弁は概ね次の通り。

 公共事業はゼロからきちんと見直している。県債発行・倍化は事実だが、景気対策や聖域なき事業の見直し、重点化などを行った上でのこと。当時の判断に誤りがあったというのは当たらない。
国策に忠実だったから財政危機になったとの指摘だが、これは制度や国に問題があるのであって、県において何かを聖域化したというわけではないしモノも申している。
 県の経済はバブル崩壊後の国の経済の停滞の下、農林水産物の輸入の増大や冷害など特殊な事情により厳しくなった。県は社会経済の変化に対応できる産業経済全般の構造改革を進めてきたし、今後も社会経済情勢を見据えた展開を計画している。
 福祉分野については、利用者の人権尊重や生活の質への配慮といった視点でサービスの質の向上を図るとともに、福祉サービスの量的な基盤整備についても、計画的かつ着実に推進してきた。
 知的障害者施設解体宣言による障害者の地域生活移行や、共に学ぶ教育の推進、新生社会福祉協議会の設立など、宮城県から二十一世紀の福祉の方向性を打ち出せた。
 国保の資格証明書は、その交付によって、保険料の納付につなげていくということが制度の目的であり、市町村が資格証明書の交付を検討するに際しては、滞納者の実情を十分に調査し、納付相談、納付指導を行って、画一的な交付をすることのないよう、適切な制度の運用に努めていく。
(答弁多岐にわたるため、略)

 私から最後になりますが、大型公共事業を中止し、事務事業の見直しによる削減をやめ、県民の願いにこたえる施策を実現するという県政運営の基軸をこのように転換してはどうかということでございます。
 お話のあった具体的な内容、仙台空港アクセス鉄道整備事業、臨空都市整備推進事業、仙台港背後地土地区画整理事業仙台塩釜港及び石巻港の港湾整備事業、こういった事業は、いずれも本県のみならず、東北地方の継続的な発展に寄与する事業であると考えます。将来にわたり、地域の発展を支える足腰の強い県土基盤を整備していく上で必要な事業と認識しておりまして、県政運営の基軸の転換は考えておりません。しかしながら、現在、県が直面している財政危機をもたらした要因の一つでもある公債費負担の増大を再び招かないために、公共投資全体について緊急性や必要性を検討し、これまで以上の重点化に努めてまいりたいと考えております。