▼その他「教育再生会議」での気になる発言など

中身は薄くても拾い始めると量が多い。ノーコメントで。
第三分科会は「人間像」「教育像」の発言乱射で、私には今、整理できない。ノーコメントで。

第3回  平成18年12月 8日 議事録

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/2bunka/dai3/3gijiroku.pdf
○ 義家委員 私自身、非常に自分勝手な生徒たちと向き合いながら規律を教えることから1 から始めなければいけない状態をずっと繰り返してきたわけですけれども、まず、場所に対する愛着ができたときに規律というのはやっとできていく。

第3回  平成18年12月 8日 議事録

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/2bunka/dai3/3gijiroku.pdf

○ 川勝委員 徳目となると、政治家が本来の主体であるべきものです。政治家は社会の指導者です。単に国政の政治家だけではなくて、地方議員の政務調査費の使途問題もありますように、一番欠けているのが政治家の徳です。政治家が悪影響を及ぼして、子供の心にも目上の方を尊敬できないところに出てきています。

第3回  平成18年12月 8日 議事録

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/2bunka/dai3/3gijiroku.pdf
○ 川勝委員 いじめられた子や、できない子のケアは大事です。一方、できる子は宝です。この宝は人類の財産だという観点に立つ。その宝がたまたま日本にいたとなれば、その子をどう世界の宝にしていくかという観点を持たないといけない。〔エリート主義〕
日本は2 0 世紀に植民地を持ったでしょう。欧米諸国も植民地を持ったのですが、彼らは学校をつくらなかった。日本だけが学校をつくった。南洋のどの島にも小学校をつくった。台湾や朝鮮半島では大学までつくった。例えば太平洋諸島では、日本人が来るまで学校を知らなかった。ドイツやスペインの植民地で、ミッションの私立校があった程度です。それはキリスト教徒にするためです。それは義務教育ではなかった。日本人は日本語で教育したのですが、義務教育にし、しつけ、掃除を教えた。家に帰ってきてそれをやるから、お父さんがびっくりする。この子たちが規律を持って、勉強し、だんだん日本を批判できる子も出てくる、日本語を通してですけれども、自分たちの村とかについて科学的に考えるようになった。
このように、学校がもたらす家族へのフィードバックがあり、人工的な学校での家族をつくる。

第三分科会 第2回  平成18年12月 9日 配布資料

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/3bunka/dai2/siryou1.pdf

資料1 教育再生の理念と改革の基本方向(議論のたたき台) 川勝平太

「文化力」の基礎は、膨大な情報(Information)を体系的に整理できる学力、それを生きた知識(Knowledge)として創造性を発揮し、知恵(Wisdom)のレベルへ昇華できる総合的な能力である。学力を人間の品位を高めるために活用できる能力を身につけるには、知識や技能の習得に終わりがちな画一的教育から脱し、知的好奇心をもって自ら考え、概念を創り出し、表現し、行動する力を育てる教育へと転換しなければならない。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/3bunka/dai2/siryou2.pdf

教育再生の理念と目指すべき人材像(各委員からの意見)

大学を出て、夢をもって、日本の生産性を上げて、税金を払って、国を幸せにしていくという子どもをモデルにしてもいいと思う。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/3bunka/dai2/siryou4-2.pdf
資料4-2 関連資料2
〔これは経団連の提言集〕

第2回 教育再生分科会 議事要旨(第3分科会)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/3bunka/dai2/2gijiyoushi.pdf
(小宮山委員)
国をベースに世界を見るという視点を、グローバライゼーションの時代には意識しないと、日本が世界の田舎になる。