▼「本質」をなおざりにした結果としての高校履修科目不正

今朝の新聞は、ニカラグアの大統領選挙でオルテガ氏の再選が報道されるし、ブッシュ与党が大敗するし、気分が良い。
教育基本法改悪でも地方公聴会で、反対もしくは拙速避けよの意見多数。
教育基本法改悪阻止のメールはこちら
憲法・教育基本法改悪反対! 抗議・要請メール by 兵庫県高等学校教職員組合
兵庫県といえば、わたくしの知人(共産党員!)が教員になり、兵庫県職員組合に加入したが、旧社会党の選挙支援にかりだされたりして、その組織の歪みをぼやいていた(新人教員が断れる雰囲気ではないのだと)ものだが……。
高教組はそうではないことを祈る。
祈りつつ、そんな「ぐるみ」を平気でやる自称社会民主主義者や部落排外主義者とも教育基本法改悪反対ではいっしょになるのがムカつく。(いっしょに「なる」だけであって、いっしょには「やりません」)
兵庫県のエピソードは10年以上前の話なので、今はどうかわたくしは知りません。念のため。

単行本化が待ち遠しい「子どもとスポーツ」(「しんぶん赤旗」連載)

永井洋一氏の連載中、わが意を得たりの記事。2006年11月9日付け。


最近、高校の履修科目の不正が明らかになりました。教育に携わる人々が、「受験」「進学率」という生臭い現実を重視し、「高校時代に学んでおくべきこと」という「本質」をなおざりにした結果です。人を育てる教育者が、「なりふり構わず実利を取れ」と率先してカリキュラムを改ざんしたのです。「きれい事ではなく、要は何人、有名大学に進学したかだ」という現実に、教育の理想が敗北したといえるでしょう。
世の中を動かすおとなたちが、このように実利に負けて理想を失うようでは、それを見て育つ若者がが将来、「美しい日本』などつくれるわけがありません。お題目を掲げて、罰則で縛って「美しさ」を追求する前に、いま国を動かしているおとなたちが自らの生き方を厳しく省みるべきでしょう。