▼佐世保市子ども育成条例

http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/cgi-bin/odb-get.exe/pdf.pdf?WIT_oid=icityv2::Content::20252&WIT_ctype=application/pdf&WIT_jasminecharset=SHIFTJIS
ここに発表されました。

抜粋

(目的)
第1条 この条例は、次代を担う子どもの育成について、その基本理念、大人の役割、基本的な施策等を明らかにすることにより、子どもが尊重され、幸せに育つとともに、子どもが誇りを持つことのできるまちづくりに寄与することを目的とする。
(子どもの定義)
第2条 この条例において子どもとは、おおむね15歳未満の者をいう。
(基本理念)
第3条 子どもの育成は、次の基本理念により行われるものとする。
(1) 子どもが一個の人格として尊重されるとともに、子どもの最善の利益が考えられること。
(2) 子どもが優しさやたくましさを身に付け、平和を愛し 人を愛し、郷土や国を愛し、世界の平和を願い、自然を大切にする心、社会の役に立とうとする意識、世界に通じる広い視野と豊かな国際感覚を養うことができるよう支援されること。
(市民の役割)
第4条 市民は、その言動が子どもに大きな影響を与えることを認識し、子どもから信頼されるよう自らを省みるとともに、子どもの育成に積極的にかかわるよう努めるものとする。
(保護者の役割)
第5条 保護者は、子どもの人格形成や行動に大きな責任を負うことを自覚し、子どもが基本的な生活習慣や社会的なルールを身に付けることができるよう努めるものとする。

この条例のまじめについては6/30に言及した。
違和感があるのは、

  • (目的)「子どもが誇りを持つことのできるまちづくりに寄与」
  • (基本理念)(2)の全体
  • 4条以下と基本理念との関係

例えば、市民は「子どもに見られて恥ずかしくない行動」が求められ、保護者は子どもに社会的なルールを守らせるしつけの役割が期待されているが、逆にただそれだけのように読める。
理念の条において、子ども観よりもオトナの期待の方が強調されすぎか。
私は例の「愛し」だけではなく、はじめから第三条2項がちょっとおかしいように感じた。
専門家ではないので、ここまで。後日書き加えるかも。