▼精神科に通院する中国人の労働者

昨日、NHKのニュースを観ていたら、工場で働いている中国人が喧嘩の末日本人二人を死傷したと。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070519-201026.html

きっと、例の研修生とか実習生であろうと思っていたら上記引用もとにそう書いてある。

NHKでは事件との関連には言及せずにこう言った。
「この中国人の男は西宮市内の精神科に通院していました」
テロップも「西宮市内の精神科に通院」などと流された。

印象操作「中国人・精神病患者・事件・死傷」

こういう単語の並列で、外国人と精神病患者とを警戒する心情を涵養しようということだろうか。
権力は地域の治安についてどうしたいのか。

多すぎる殺人犯予備軍

ニュースを観ていると、貧困な外国人、若すぎる夫婦、失業者、老々介護の老々世帯、恐妻家、教育ママ、良くできた家の子、浪人生、皆殺人を犯しかねない犯罪予備軍である。

それならなぜ交番を減らす?

それならなぜ交番を減らすのだ。減らさなければ良いとか多ければよいとか言うことではないが学校脇の交番まで廃止することはないだろう?
どうして警察官につまらない職務質問(この間も乗っている自転車について盗品の嫌疑をかけられた!)や弾圧やばかりをさせるのか。
地域の警邏や交通安全の指導にこそもっと力を入れさせるべきである。

精神疾患患者差別を助長するNHK

ことさら精神科に通っていたということを説明抜きで挿入するような報道の仕方は精神疾患患者に対する差別意識を助長させ、患者や医療機関、あるいは発達障害者(児童)やその家族を地域から孤立させることはあっても、適正な犯罪防止や疾患増悪防止には役立たないであろう。それとも彼らを孤立させることで犯罪が防止できるとでもいうのだろうか。
精神疾患の増悪によって他人を傷つけることがあろうことは否定しはしないが、先日のような報道の仕方は差別を助長するだけで問題の解決にはなりはしない。報道は近所の井戸端会議ではないのだから、よく考えて報道してもらいたいものだ。