カテゴリーについて

[青年の課題]

青年の発達や未来にとって、青年自らが獲得したり克服したりしなければならないと思われる能力や環境やその他について言及します。また定義や内容があいまいですが、「自立」も青年の課題であり、「自立」のための環境整備も青年の課題であります。

[イデオロギー]

青年が課題に立ち向かうに、障害となっている考え方。強化すべき考え方等々。感覚よりも文字化・文章化されたもの。思想。

[心理]

内面化されたイデオロギーとしての心理。気持ち。
お金がなくて惨めな気持ち・彼氏や彼女が居なくて惨めな気持ち、劣等感というのは往々にして所有のイデオロギー、自己商品化的なイデオロギーに基づくものである場合がある。企業適合的な自分でなければ自分に価値がないような気がする。しかし、そう思わねばならないのか?
心理が悪いんではない。そんな惨めな気持ちにさせる何かを確かめよう。


[支配の道具]

例えばマスコミ、学校、社内制度など、目に見えたり従わせたりイデオロギーやその「根拠」を提供するもののうち、現状を維持しようとするもの、権力や財力のある者がそうでない人びとを自らに従わせようとしているもの。


[雇用・労働]

読んで字の如し。ただし、青年の雇用は非常に不安定・流動化している上に無権利常態になっている場合があるので、よく注意したい。また、圧倒的多数の青年は雇用され・労働することを抜きに「自立」しえない。


[格差社会]

格差社会が競争社会であることによって、自分の活動方向が制限され、働いたり活動したり、生きていく意欲や享受できる余暇・文化の質や量も制限される。制限されることが内面化されて予め諦めてしまう傾向すら見られる。
また、極端な格差は現実的には差別的待遇・処遇として生きられるし、差別があれば蔑視も発生する。格差があれば蔑視が生じ、蔑視が差別を生む。格差は差異ではなく単一もしくは少数の直線的評価尺度による序列であるからである。


[貧困化]

格差社会の根本は貧困化が問題。格差それ自体を統計上いじくっても、正確でなかったり、恣意的なデータだったりすることがある。
第一の問題は貧困化である。格差社会とは一億総貧困化(数百万人?の富裕化)である。
ただし、「格差社会」問題は貧困化に解消してはならず、金持ち優遇税制・大企業減税と、庶民増税とは格差を拡大し、「格差社会」を深刻化するもの。


[文献・資料]

読んで字の如し。
ただし、私の場合、大抵批判的な読書ではなく崇拝的な読書と崇拝的な抜書き、フレーズ崇拝心の満足が目的になっています。